小松菜と言うのは、江戸の小松川あたりで育てられていたとかで、
暴れん坊将軍こと、吉宗さんが名付けたんだそうです。
でまぁ、江戸時代の「当世話」と言う落語を集めた本にも出てくる「青菜」には、
鞍馬から義経がまかり出まして名(菜)を食ろう判官・・・
ってダジャレが出てきますが、
義経さんは、衣川で攻められた時、「困っ(小松)たな(菜)」って言ったとか言わないとか…♪
とにかく、1月9日に種まきした小松菜が収穫の時を迎えました。
この1月9日と言うのは、春野菜の種まきとしては非常に早い時期です。
普通、春野菜は2月に入り、早くて立春、通常はバレンタインデーあたりから種まきします。
1月だとまだ非常に寒くて、なかなか芽を出しませんし、芽が出ても育ちません。
しかし、写真はなにか、小松菜が溝の中にあるように見えますが、実際、溝底畝と言って、
地面を30cmぐらい掘り下げた溝の中に種まきをしています。
そして、溝全体を農ポリで覆いました。
溝の底は地表の気温変化の影響を受けにくく、農ポリで覆うと「簡易温室」のようになって、中は相当暖かくなります。
このため、種まき後、すぐに芽を出し、育っていきます。2月まきして4月末か5月採りぐらいが当たり前の春野菜の葉物ですが、「溝底畝・農ポリ法」だと1ヶ月ぐらい早くから収穫できるわけです。
また、早く育つせいか、葉は淡い色でとても柔らかくなっています。
3/26は、雨の中でしたが、この小松菜を収穫して、お客様にお届け。
お浸しや煮浸し、炒め物は、もちろん、スムージーにしてもクセがなく、美味しいと思います。