サラダ野菜のパストラル

これなぁ~んだ?

って、
瀰瓊際(みぬま)菜園クラブで2月まきしたシロナだよ~。

丈が15~20センチぐらいに育ってきたけど、
今なら、生食できるかな?

って
サニーレタスやサラダコマツナと一緒に
袋詰して、サラダ野菜として、

地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットの
会員の方々に配達。

でまあ、毎回、お野菜アンケートを取っているんだけど、

今回は「あまり野菜を生食しない、子供が食べない」
って回答が・・・

むしろ、大根などが高い評価。

大根やネギについては、前回のが使いきっていないから、
今回はやめてほしい

みたいな声が寄せられることも多く、

また、カブや大根、コマツナなどは、
自分がリクエストするまで見合わせてほしい

と言うお声もあって、

先週は大根をセットに加えず、
また、先週はネギを入れていたので、

今週はネギをお休みさせ・・・

くだんのサラダ野菜セットに
結球レタスやトマトなど、

サラダ系を充実させて、
2週間ぶりの大根を入れて
セットを構成。

20180426野菜のマイクロマーケットミニミニセット

そしたら、お届けした先で、
ウチは味噌汁とか良く飲むから、

ネギがあった方が良かったとかって
言われ・・・

まあ、そういうわけで、
アンケートを取りはじめて、
約半年

当初は、個々の品物がいい、悪い
って感じだったのが、

最近は、
会員の方、個々人の方が、

「自分の好み」みたいなものを
仰られる事が多いような・・・

まあ、これはたぶん、
あ、これ、菜園クラブに言っても大丈夫なんだ、

言うと聞いてもらえそうだ

って「信頼感」や「安心感」がある
ってことかもしれないから、

たぶん、いいこと。

まあ、個別カスタマイズのシステム化って
難しいので、
この先、会員の方が増えていく場合に、
どうするか、

検討課題だけれども、
ちょっとチャレンジしてみたいかなぁっと。

「サラダのための地元野菜」の可能性

この2-3月、瀰瓊際(みぬま)菜園クラブで、
新しい実験をいくつかやりました。

その一つが、複数の品種のコマツナの栽培、
今回まいた品種の中では、「安藤早生」が一番早く収穫期を迎えました。

安藤早生は葉肉が薄く、クセが少ないタイプで、
サラダにも出来ます。

実際、お客さんも、サラダでお召し上がりになったようです。

また、ミディ大根、つまり、普通の大根とミニ大根の
中間ぐらいの大きさの大根も育ててみましたが、

根が太り始める直前で間引きしてみると、
葉は柔らかく、サラダでも食べられました。

シロナと言うハクサイや山東菜の類縁種も育ててみましたが、
かなり生育が早く、
葉長10-15センチぐらいの時は、かなり葉が柔らかく、
生食可能と感じました。

コマツナ、大根、シロナはいずれもアブラナ科の野菜ですが、
比較的早く育つ品種は肉薄で、
葉の大きさが10-20センチ前後ぐらいまでは、
生食しても大丈夫と言うところが共通しています。

サラダ用の野菜と言うと代表格は、
レタスですが、

結球性のレタスは、川口や見沼ではなかなか育ちません。
冷涼な気候を好む事、まいた「玉」の内側に雨水が入ったり、湿気がこもったりすると、
すぐに腐ってしまう事などから、

埼玉県南では育てずらいようです。

「玉」の内側に水滴がつくと腐りやすいのはキャベツも
同じですが、レタスの方が葉が薄い分だけ、
より腐りやすいようで、

キャベツは育っても、なかなか結球レタスは育ちません。

しかし、川口や見沼でもサニーレタスのように
結球しないレタスは容易に育てることが出来ます。

レタス類は、キク科野菜ですが、

今回、アブラナ科野菜でも、品種により生食可能なものがあることが
わかったことは面白いと思いました。

地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットのお客さんの
意見をお伺いしていると、

小さいお子さんをお持ちの方を中心に、
「味噌汁・煮物系」よりも
「サラダ系」野菜が欲しいと言う声が多いと
感じます。

「サラダで使える地元産野菜」を育てる試みを進めていきたいと
思います。