来年に向かって・・・菜園づくり

新年度を迎え、サニーレタスが育ちつつある見沼菜園クラブ。
来年に向かって、菜園づくりが進んでいます。

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新年度を迎え・・・来年に向かって
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え?、なにか間違っていない?

新年度を迎えたら、「今年度の抱負」じゃないの?

って、間違っていません。

「来年に向かって」なのです。

昨年の正月から始まった見沼菜園クラブCファーム。

2019年はいろいろありました。

田地、すなわち、もともと水田だった場所で、
芝川と見沼代用水路に挟まれた場所・・・

水はけが悪く、溝を掘って高畝にしてみたものの
結局、ジャガイモはかなり水に浸かって腐ってしまい、
収穫は3分の1前後、

ニンジン等の根菜類もドロドロの中から掘り出すので
手間がかかりすぎ、

そもそも、水分を含んで重く、耕しにくい土。

そして10月には台風19号による冠水で
秋野菜に大打撃。

しかしながら、悪戦苦闘の中でいろいろな事が分かってきました。

まず、溝の掘り方が変わりました。

畑全体に浅い溝を掘って、畝を高く盛り上げるのでなく、
要所要所に深い溝を掘った方が、水はけがよくなり、
地下水位も下がると言う事。

そして、溝を掘った土をそれ以外の場所に盛り上げ、
高低差をつける。

絶対冠水しないと言う事はないと思いますが、
かなり、改善は進んだと思います。

そして、土を盛り上げた場所では地上部が収穫物となる葉物や果菜類を育て、
溝やため池になった場所には、マコモやレンコンを植え、
多様な幸が採れる菜園にしていく。

畝間は、セリを植えておくと、増殖して、雑草が生える余地がなくなることも分かったのも
昨年の収穫。

セリは、この間、地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットで出荷しました。
雑草を抑えながら、収益にもつながる一石二鳥の方法です。

雑草を抑えるには、シソやマリーゴールド、ハーブ、クローバなども有効な
事も分かってきました。

溝に近い水際には、フキやハーブ、ニラ等を植えることで更に多様な幸が採れます。

それから、「あんまり耕さない農法」が手間を減らすこと。

畝を立てて野菜を植える場所を決めておいて、
次に野菜を植える時は、耕しなおして畝を作り直すのではなく、
立てた畝はそのままにしておいて、堆肥や肥料をまいて、
土と混ぜるだけにする、

こうすると、あまり手間をかけずに次々野菜を植えていく事が出来る事がわかりました。

また、水はけが悪い土と言っても、抜いた雑草を積んでおいたり、ヌカや馬ふんを混ぜた場所は
土づくりが進み、それなりに水はけが良くなる事も分かりました。

そこで、この春の取り組み・・・

一度、畝を作ったら二度と作り直さなくてよいように、
溝や畝の位置を決め、菜園デザインをやり直す。

畝と決めた場所に馬ふんや米ぬかをまく、
折から生えてきている春草を抜き、畝やその周囲に積み、
枯れさせながら、土に混ぜ込み、土づくりを進める、

そして、畦間にはセリを植え替え、
雑草を防ぐ。

自然発芽してきたシソ、春にまた芽吹いてきたクローバやフキも
雑草抑制に活用すべく植え替えます。

こうした菜園づくりは、非常に手間がかかるのですが、
今年一年かけても作り上げていけば、

おそらく、次から次へと野菜を植えて、
収穫していける菜園となるはずです。

菜園起業大学を通じて、半農生活の人たちに
この手法を伝え、

出来た野菜を地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケットで
売っていく・・・

こうして耕作放棄地を減らし、田園景観の保全を進める、

2019年の悪戦苦闘は、
構想実現に向けた、非常に具体的な計画を生み出したのです。

ですから、今年は準備の時期です。

来年以降の素晴らしい姿を夢見て。

おうちにいたら、野菜を届けてくれた。おうちに帰ったら、野菜が届いていた。何して食べよう。地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケット
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